自然の中での演奏は
時々心地良すぎて
自分の意識が遠のきそうになる時がある。

川のせせらぎ…
木々から漏れる木漏れ日…
そよ風…
そんな中で自分から出る音と
フィドルのGumiさんが合わせて下さる
心地良いメロディーが
ハーモニーとなって
森に溶け込んだ。

自然とのコラボレーション。
演奏者の自分がそうであったように
お客様もコラボを楽しんでくださったみたいだった。

自分が心地良いと
心地良さも伝わる。

自然の中での演奏は
条件さえ整えば
自然の力もお借りして
いつも以上のものをお伝えできる
コンサートになるのかもしれないと思う。

でも自然は時に厳しいし、
風が吹けば楽譜も飛んでしまう。
雨がふりそうだと楽器も心配になる。
今回の会場もこの間の台風で
被害に遭い、
一時は野外での演奏会を
見合わせないといけない状態だった。
そこをお客様が自然とのコラボ演奏会を
とても楽しみにしていて下さったので
無理にお願いしてしまったのだが
会場を貸して下さるGumiさんのお父様が
気持ちを分かって下さって
昨日に間に合うように会場を整備して下さった。

関わった皆さんの強い気持ちで
成功したコンサートだったと思う。

聴きたいと思ってくださる方々がいて
満足して頂けるようなコンサートが出来た時
ハープ奏者としての幸せを感じる。