ハープセラピー

今日は初めてセラピーハープを
セラピーという形で
演奏させて頂いた。

A君は10代の頃の交通事故の後遺症で
身体が少ししか動かなくなってしまいました。
それから15年になるそうです。

今日はA君の枕元で
ハープを演奏しました。

A君はじっと私の手元を見つめて
時々目をつむっていました。
寝てしまったのかな・・・
と思うと
1曲ずつの演奏が終わる度に
目を開けてこちらを見ました。
聴いていてくれるのがわかりました。

演奏の最中は
リラックスをして
静かに聴いてくれました。
穏やかな顔でした。

いつもはもっとうるさいんですよ。と
お母さんは言われていました。
演奏中は身体の硬直もなかったみたいです。

演奏が終わった後は
いつものうなり声をあげていました。

枕元での演奏は
脳梗塞をわずらっている父の前以外では
今までにした事がありませんでした。

ハープの持つ不思議な力を
目の当たりにしたように思います。

こういう形での
演奏もやってみたかった。

コンサートに行きたくても行けない方の元へ
こちらが出向いて行って
演奏をするということ。
患者さんだけではなくて
介護をされている方にとっても
ほっと一息つく
リラックスの時間になればいいなと。。。

ハープセラピーは
アメリカでは病院で行われているけど
日本では認識がないので
病院の場合は許可を取るのが
大変なのもしれない。
その事はハープセラピストを
養成している団体の方から聞いていた。

でも個人の方の前でだったら
こういう形での演奏も可能なんですね。。。。

A君は私が帰る時
嫌そうな顔をしていました。
表現手段がないだけで
全部聞こえていて
全部理解していると感じました。

今日はアロマスターという
家庭で星空が見えるものを持って行ったので
アロマを炊きながら
天井に星空を映して
A君に見てもらいました。

みんなが喜んで
私も幸せ。

朝から手作りのパンや
デザートまで用意して下さって
Mさん、Aさん本当にありがとうございました。

初めて通った名2環は行きも帰りも
めちゃ恐かったけど
行って良かったと思いました。