皆既月食

11年ぶり全国で「皆既月食」観測できます 10日深夜

 満月が地球の影にすっぽりと隠れる皆既月食が10日深夜、日本全国で起きる。6月にも関東以西の地域で起きたが、日本全国で皆既月食を最初から最後まで観測できるのは平成12年7月16日以来。次にこうした好条件で皆既月食が観測できるのは、30年1月31日になるという。

 気象庁によると、主に太平洋側は好天に恵まれる見通し。

 皆既月食では、地球の大気で屈折したわずかな太陽光が月面に当たり、真っ黒ではなく赤銅色に見える。大気中のちりが少ないと明るいオレンジ色、多いと黒っぽく見える。

 国立天文台によると、10日午後9時45分に月食が始まり、皆既月食となるのは同11時5分から同11時58分まで。11日午前1時18分に終わる。