魂の記憶

遠い魂の記憶

自分が生まれるずっと前の

遠い遠い記憶

 

薄暗い中

身体が脱力して

思考力もなくなり

無防備になった私の魂に

笙の音が響き渡り

私を過去へと引きずりこんでいく

 

あれっ?

現実と過去が入り混ざり

今の時代はいつなの…?

 

これは…

この姿形を

私は知っていた。

 

おぼろげながら

思い出す

遠い日の記憶…。