アイルランド一人旅NO.3  ダブリンでの出来事

1泊目のダブリンのホテルは
空港と市の中心部の間にあった。
1泊した次の日は
市の中心部まで移動しなくてはならなかった。

ホテルでバスの乗り場と
バスの番号、自分が降りるバスの停留所を聞く。

そしてバスに乗ったけど
自分の降りるバス停が把握出来ない。
降りるバス停の名前は分かっているけど
今どこを走っているのかが
さっぱり分からないのだ。

バスは降りる前に
ブザーで知らせる仕組みになっていた。

焦った私は
座席の後ろのおじさんに聞く。
おじさんは運転手さんに
何か言いに行ってくれて
『16番目のバス停だよ。』
と告げて降りて行った。
それでもまだ不安な私は
今度は前に座っていたおばあさんに聞く。
おばあさんは途中で降りてしまうので
おばあさんが隣に座った人に
説明してくれたみたい。

おばあさんの隣の人は
『私が教えてあげるから大丈夫よ。』
と言ってくれて
私が降りるバス停の手前で
降りる為のお知らせのブザーも押してくれた。
3人もの助けを借りて
何とかダブリンの中心部まで
移動する事が出来たのだった。