アイルランド一人旅NO.1  出発編

5月15日(火)

朝8時35分の中部国際空港発なので
前日から空港近くのホテルに泊まる。

心配だった事がある。
共同運航について格安航空券の発売会社に
連絡を何度も取ったが
いつも話し中で
自分の乗る飛行機がなんという便なのかが
確認取れていないのだ。
共同運航便とは一つの便に
いくつもの航空会社が関わっていて
いくつもの便名が重なっている。
自分の乗る飛行機がそういうものだと知ったのは
買った後だった。
知っていたら選ばなかったかもしれない。

早めに空港へ行くが
早過ぎて
インフォメーションに誰もいなかった。

その内に人が来たので早速聞く。
何となく分かったような分からないような・・・
とりあえず行きの自分の飛行機は確認できた。
そして大事なことは
荷物をどこで引き取れるかという事。
ダブリンだったのでとりあえず安心した。
パリで1時間半しか時間がない事も
心配だった。
国際線乗り継ぎの場合は
最低でも2時間はみたほうが良い事を知ったのも
チケット購入後だった。
今回は全体の時間がかからないものを選んでしまったので
乗り継ぎ時間が少ないものを選んでしまった。
私のように海外旅行初心者は
乗り継ぎ時間に余裕を持った便にしたほうが良かったのに・・・
そして私のチケットは変更不可のものだった。
これからは便が替えられるものを購入したい。

行きの飛行機の中は
ほとんど外国人だった。
私の隣はスペイン人。
パリでの乗り換えが心配で仕方なかったので
彼にたずねた。彼は聞いた。
『どこのターミナルに着くの?』
『多分ターミナル2。』
『…多分。。。?』
私は多分としか答えられなかった。
自分でネットで調べたのだが
英語のサイトだったし
合っているのかどうかが自信なかったのだ。
彼は自分の飛行機の行程表で確信してくれて
到着も出発も同じターミナル2だと分かり安心する。
彼の行程表にはどのターミナルに着き
どのターミナルから出るのかも表示されていた。
なんで私の行程表にはそれがないのだろう?と思った。
それは最も大事なことなのに・・・。

パリの空港(シャルルドゴール空港)はすごく広くて
ターミナル間をシャトルで移動する。
移動には15分かかったりする事もある。
その移動を間違えたりしたら
飛行機に乗れなくなる。
私は同じターミナルで本当に良かったと思った。

やがてパリに着く。
ところどころに案内人がいたので
チケットを見せて、行く方向を聞く。
そしたら電車に乗れと言うのだ。
同じターミナルの中なのに
それにはびっくりしたけど
とにかく時間がないので
言われるとおりにいき
ようやく次の飛行機の乗り場にたどり着いた。

そこで日本語を話している人がいたので
帰りのオランダの空港のことを聞く。
帰りも1時間半しか乗り継ぎ時間がない。
その日本人の人が添乗員さんを呼んでくれて
添乗員さんがアムステルダムの空港の事を
調べてくれた。
アムステルダムはシャトルなどはなく
歩いて移動するそうだ。
それだけでも安心する。
そして1時間だと厳しいけど1時間半あれば
大丈夫だと思うと言ってくれた。
でもそれは飛行機が定刻どおりに着いた場合である。
小さい飛行機は時々遅れる事もある。
ダブリン行きの飛行機も
15分遅れて出発した。

そしてやっとの思いで
ダブリンへ・・・。
空港でギネスの飾り物を見て
ああアイルランドに着いたのだと嬉しくなった。
でも疲れた。
本当に疲れた。
共同運航便のことと乗り継ぎのことで
精神的に一杯一杯だった。
タクシーでホテルに着くと
すぐに横になった。