母の事

今日は母を皮膚科に連れて行きました。

待ち時間1時間20分。外で待っていてもいいと

言われたのでモーニングを食べに行きました。

 

手作りの雑貨も販売しているそのお店で

母が以前訪れた時と同じカゴ編みカバンを

手にしていました。

『これ、買う。』と言うので

2回見て欲しいなら、買えばいいかな?と

思って母のお金で買いました。

カバンを持って出かける事は

少なくなってきていますが…。

 

帰りの車の中で

母が『このカバン、あんたにあげる。

私が死んだら思い出して!』と言って

母がそのカバンを私にくれました。

 

多分母からの最後のプレゼントに

なると思います。

母好みのカバンの色合いだったのに

私にくれるなんて…。

 

母は段々と認知機能が衰えていっています。

いつかは私の事も認識出来なくなります。

このカバンは母の私への気持ちなんだと

勝手にいいように解釈しました。